小泉さんは何を得るのか。

R30さんによれば、
>月曜日に解散してから3日かそこいらで、2万はゆうに超える関連エントリがブログに上がってる。たぶん選挙が終わるまでに50万エントリぐらいいっちゃうんじゃないか。
との事、そこに、私なんぞが何書いたって、大河の一滴にもならないのだけれど。まあそれはそれ。気になることがある。
今度の選挙、今のところ小泉さんの思うつぼで、小泉VS旧体制抵抗勢力みたいな図式が出来ている。抵抗勢力イコール利権政治とカテゴライズされるものだから、相対的に小泉さんは、クリーンなイメージ、改革推進のイメージになる。
しかし綿○さんにしても、亀○さんにしても、単に抵抗しているだけではなく、そこにはそれなりの政治姿勢なり、目指すべき国家像というものがあるのではないかと思う(と言うか思いたい)。もちろんその国家像が古いかどうかというのは別の話だけれど。
逆に、小泉さんにしても、単に天下国家のため、「国を良くするため」だけに、郵政民営化にこだわっているとはちょっと思いがたい。なにかしら、小泉純一郎という一人の国会議員にとってメリットとなるものがあるのではないかと、まあ邪推してしまうわけだ。それが、金なのか、権力なのか、票なのか。政治家は理想のために邁進できるかもしれないけれど、国会議員というのは当選しなければただの人なわけで、国会議員が票のために行動することは、むしろ必然である。またそれに附帯して、金とか権力のために行動することもむしろ当然のことであろう。
で、小泉さんは一体何を得るのだろう。
あるところでは、自民党を都市政党に脱皮させることが目的であると言っていた。確かに小泉純一郎は都市を地盤としているが、それだけで、農村部分の票を切捨てることに本当にメリットがあるのだろうか。
他のところでは、一連の郵政つぶしは、角福戦争の怨念、郵政大臣時代に冷遇されたことへの意趣返しであるとしていた。もしそうであれば、そんな個人的な怨念で政治をされては困る。
小泉さんは元々大蔵族(今はそう言わないのか?)だから、郵貯を解体することで、銀行に資金を誘導しようという意図なんだという説明も聞いたことがある。これはけっこう分かりやすい話だけれど、本当だろうか。
一体郵政を民営化することで、国会議員小泉純一郎はどんなメリットを得るのだろうか?そのあたりが気になる今日この頃でした。

※追記
メリットを「利権」と言い換えてみるテスト