リードオルガン

知らない人はびっくりするかもしれないけど、今、リードオルガンの新品を買うことはできないらしい。
国内でリードオルガンを製造しているメーカーがなくなったこと、つまり、ヤマハとかのメーカーがリードオルガンの製造を中止したことを知ったのはしばらく前のことだ。
先日ある別の教会の人に聞いたら、一社〜二社あった海外のメーカーも今現在作っていないのだそうだ。
私が子供の頃は学校の音楽室に足踏みオルガンがあったもんだけど、今は全部電化されているのだろうか。
教会がオルガンを買うというと、電気オルガンか頑張ってパイプオルガンをって話のようだ。一時に比べると国内でもパイプオルガンを造る人が増えているように思うけれど、当然のことながら桁違いに高価だ。
そもそも電気であってもパイプであっても日本の教会の標準的な広さに比べると規模が大きすぎる。かといって小さければ良いというものでもない。パイプオルガンは小さくしても値段が安くなるわけではない。むしろ構造が細くなって大変なんだそうだ。電気のオルガンはこれはもうスピーカーのサイズによるんで、小さければ小さいほど特に低音が響かない。安価なキーボードと大差無くなってしまう。
なぜ、細々とでもリードオルガンを作るメーカーがないのだろうか。先日この話題でちょっと検索したら、とてもアンティークな9ストップ(そこそこの機能を持ってるくらいの意味ね)のオルガンが6桁前半で売られていた。多少大きなスペースで音が鳴るように工夫して、7桁前後でも需要があるんじゃないだろうか。
リードオルガンの音が好きなんだけどな。