「おくりびと」って書けばちょっとはアクセスを稼げるかな

まだ見ていないし、たぶんちょうどテレビで放映していたりするのに出くわさない限り見ないと思うけど、日本映画がアカデミー賞をとったということは一応めでたい。
おかげでチョコチョコと場面をテレビで見るようになったけど、「あぁ違うなぁ」と思うのは、遺体の質感。映画に出てきている遺体は、当り前だけれども生きている人が目を閉じているようにしか見えない。成人なら大抵の人は一二度と言わず遺体を間近で見たことがあるんじゃないかと思うけれど、遺体の異物感は単に生きている人間が動かずに目を閉じているのとは全く異質だ(と私は感じる)。
この異物感が無ければ、大して心構えをせずとも、たとえ突然の死であっても、葬儀は穏やかに、時には和やかに備え過ごすことができるだろうと思う。逆に言えば、そのために、「納棺師」と言う職業が存在するのだけれど。