血脈

父親と同じ職種についているからかもしれないし、逆なのかもしれないけれど、親の存在が自分の言動に大きな影響を与えている。エディプスコンプレックスか、(広義の)アダルトチルドレンではないかと思うくらい。自分に子供が産まれたら、今度は逆に自分の存在や仕事、日々の言動が子どもの中に澱のように溜まっていくのだと思うと驚いてしまう。他の人格に対してこんなに決定的な影響を与えてしまってよいものなのだろうか。逆に、その影響を超克していくことこそが、子に与えられた最も大きな使命なのではないか等とも思う。


そんな中、ちょっとしたきっかけでウィキペディア伊藤野枝について読んだ。彼女についてはその存在と死についてくらいは知っていた。彼女は(戸籍上の)夫、辻潤との間に男の子が二人、大杉栄との間に四女一男を産んでいる。最後の男の子は、両親である大杉と伊藤の死の一ヶ月前に生まれたばかりであった。
最初の子辻まことは、詩人として名を残している。四女のルイズについてのドキュメンタリー映画もあるようだ。彼らが母をどのように受容したのか、超克したのか、気になる。


てか、俺って大杉栄とタメ年かよ。