ペンと剣

2006-07-12

 ノドンは止められませんよ。精度は低いけど、最悪一発で数百人の日本人やどうしても死ぬということになる。そういうのが現実。そして数千人規模で日本人が殺されてから、防衛とか米軍とかが動き出すしかない。

 ちゃんとそう言えってば。

専守防衛とは元々そう言うこと。
ちゃんばら映画のように相手が先に切りかかったのをヒラリとかわしてなんてことは不可能。せいぜい「肉を切らせて骨を断つ」程度か。切られる肉が国民何万人かの命に相当する。


 憲法9条は、「ペンは剣よりも強し」と言う信念の上に立っていると思う。「ペンは剣よりも強し」というけれど、実際に剣で切りかかってきた時にペンで防ぐことは不可能だ。ペンには、剣を握らせない事前の論理的圧力と、剣で被害を受けた後の論理的復讐しかできない。
本来の日本には、北朝鮮がミサイルを撃たないように説得するか、ミサイル被害を受けた後彼らの不当性を訴えることしかできない。
それでも戦争をしないと言う覚悟が無ければ、憲法9条なんか持っていられない。
もっと身近な話で言えば、家族が殺されても「武力制裁!」とか言わないで、話し合う覚悟が無ければダメ。戦後60年にしてようやくその実質が問われているように思う。

まあ無理かな。