講演の謝礼

夜回り先生」が、有料ではできないと講演を中止したそうだ(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050508-00000055-mai-soci)。詳しい事情は知らないけれど、「先生」の考えていることが良く判らない。
おそらく、自分の話は聞きたい人にすべて聞いてもらいたいから、「入場料1500円が払えないので講演に行けない」と言う人がいるのは不本意だ。と言うことなのではないかと思うのだけれども、講演を止めてしまえば、聞きたい人全員が聞けないと言うことになり本末転倒だ。

主催しているのは民間団体主体の実行委員会ということだそうで、それほどお金を持っているとは思えない。講演会をしようと思えば、お金がかかる。会場使用料。宣伝印刷費。人件費。講師の謝礼や交通費もそこに含まれる。そのお金はいったいどこから出てくると思っているのだろう。会場によっては有料の催しと無料の催しとで会場費を変えているところがあるけれど、かといって全く無料になるわけではない。実行委員会がそれらをすべて負担することができるのでなければ、講演はしないということなのだろうか。

それより、先生、自分は最初から謝礼無し、交通費自腹で引き受けたんだろうか?少なくとも受け取らなかったんだろうなぁ。

ボランティアとか奉仕というと、全くお金が動かないと思っている人がいまだに居ることに、ある意味びっくりした。

当日の夜中の1時にキャンセルの連絡を受けた実行委員会の人に涙。