トップの選び方。その2

 昨日の続きだけど全然違う話。
ほりえさんの話しを見ていて、相手の方の会長とか社長とか、みんな現場出身なのね。当たり前だけど。
で、外から来たほりえさんが社長になろうとすると、現場を知らないとか、ラジオを愛してないとか、言われちゃうんだけれど。それってどうなのと思う。
例えばアナウンサーとして優秀な人が、会社の中で出世させて貰えるのはいいかもしれないけれど、アナウンサーとして優秀な人が管理職として優秀かどうかは話が別なのではないかと思う。平社員として優秀だから管理職として優秀とは限らない。逆に、アナウンサーとしては能力が無くても、管理能力や経営能力があることだってあるんじゃないか。要は、平社員や現場職員としては能力に欠けていても、管理職や経営者としては能力があることはあるんではないか。
たぶん、他の人の行動を管轄し組織だって動かすこととか、会議で意見を総合して方針を決めることとか、法律などのルールに配慮して全体の行動を管轄するとか、そんな能力というのはみんなが持っていることが前提なんだと思うけど、必ずしもそうではない。他人の話を聞くこと、反対意見を聞くこと、多様な意見を聞くこと。そしてそれらを総合して行くことってのは、技術が必要だし、練習が必要だ。でも、自覚的にそんなことをしている人ってどれほど居るのだろう。いわゆる、リベートは詭弁とか、強弁の代名詞になっているし。議論って言うと朝まで生テレビみたいに自分の意見を主張するだけで、他人の指摘を聴いてキチンと応えるとか、ましてや複数の意見を総合させたりなんてことはほとんど無いのではないだろうか。
小学校の授業で、会議のやり方とかをやったらどうだろう。