異端とカルトと新興宗教

またまたfinalventの日記(http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20050410#1113120198)から。
昨日のエントリー(http://d.hatena.ne.jp/bowwho/20050409#1113005260)で、今回の事件の彼らがキリスト教新興宗教と呼ばれていることについて、一言だけ触れている。「キリスト教会の牧師が犯罪を犯した」と言うよりも、「キリスト教系の新興宗教の指導者が犯罪を犯した」と言うほうが、何となく納得するものなのだろう。他にも、「キリスト教系のカルト宗教」とか「キリスト教の異端」であるとか言う言い方をしている人たちがいる。
けれども、finalventさんが言っているように、彼らはおそらく、いわゆる「異端」ではないし、「新興宗教」でもない。「カルト」かどうかは判断が難しいけれど、私はいわゆるカルトでもないのではないかと思う。確かに彼らは反社会的な行為を継続的にしていたが、それでかれらを「異端」とか「新興宗教」とか「カルト」とか判断することは出来ない。そして、いわゆる正当な歴史ある宗教団体の中にも、あれ以上の反社会的な犯罪を犯す可能性はあるのである。また、「異端」であっても反社会的とは限らないし、それこそ「新興宗教」だから怪しいとか言いだしたら、全ての創唱宗教がかつては新興宗教だったのである。
ちょっと話が横滑りしてきたけど、要は、簡単に分類して見せて何か原因を指摘した気になったり、自分たちと区別して、自分たちには起こりえないことであるかのように言う事は止めましょうということ。