定点観測

ちょっと寝坊気味に起きてから、あー今日だったなと気がついた。昨日っていうか今朝は遅くまで起きてたんだけど、ラジオを点けなくて良かった。ラジオ深夜便なんて10分に一回くらいその話に触れただろう。とても穏やかで居られなかったに違いない。
水曜日なので、あまりラジオを聴いていられなかったのだけれど、今日は十三回忌とかだそうで、その時間から色々とみんなやってたらしい。あの日は眠れずに明るくなるのを待ってたんだから、今日くらい明るくなるまで寝かせてくれよ。
相変わらず、その話題が目や耳に入るのが嫌で、チャンネルをスグに変える。それでも色々と目を奪われてしまう。当日取材カメラに写っていたオジサンが、インタビューに答えていた。そのオジサン、その日の映像では、母親か何かが亡くなったことを聞いて怒りのあまり道に倒れていた家具を蹴っ飛ばしていたけれど、私はいまだにその気分だ。自体の理不尽さと自分自身の無力さに対する怒りをどこにぶつければよいのか。
で、そのオジサンが、「神や仏がいるならば、どうしてこんなことが起こるのか」と言っていた気持ちが良くわかる。でも、こんなことが起こるからこそ、神や仏がいてもらわなければ困る。神だけが何の気兼ねなく蹴っ飛ばすことができるのだから。