死刑の要件

と言うわけで、私が考える、もし死刑を執行するとして、必要とされる要件
 ※日が変ってから更に追記

  • 死刑にしてはいけない事例でないこと
    1. 少なくとも人一人の命を、意図して(もしくは未必の故意で)奪っていること
      • 基本原則は「目には目を」つまり、傷付けた傷以上の傷で報いてはならないということ。強姦は死刑にしない
    2. 上記の事実について検察側の挙証責任が十分に果たされて、有罪とされる事
      • 推定無罪」が全く空文となっている日本の報道は、殺人犯より酷いと思うことがある
  • 死刑にすることが無益でないと判断されること
    1. 本人が罪に当たる行為とそれに対する罰を理解していること
      • 知的レベルの問題と、それが罪であると理解させてから罰しなければ、本人が不当な虐待だと思ってたら意味がないということ
    2. 本人に更生の余地が無いこと
      • ここが、一番問題。どんな極悪人だって更生の余地はある。逆に更生の余地が無い(悪いと思っていない)のであれば、上記1に反する
    3. 被害者(及びその周辺のもの)の復讐心を満足させる目的でないこと
      • 犯人をどんなに虐殺しても、被害者感情を癒すことはできない(と思う)その辺、最近の「被害者感情」論には与したくない
  • 死刑にすることが有益であると判断されること
    1. 本人が罪を自覚し、償う意志を持っていること
      • 上の1と重なる。自覚が無い。償う意志がない者を死刑にしても、されたヤツは自分も虐殺されてるとしか感じない筈。教育してから処刑しなくてはいけない
    2. 命を奪われることに苦痛を持っており、しかし命をもって償うしかないことを理解していること
      • 早く死にたいから処刑してくれ、ってヤツを処刑しても意味がない。死にたくない。でも償うには自分の命をさしだすしかない。と感じさせて、初めて死刑は償いとして意味を持つ