ヴァチカン市国

NHKでヴァチカン市国の取材番組をしていた。
サンピエトロ大聖堂のドームを内側から覗き上げていたけど、リポーターの女の子(深津絵里っぽかったけど違うかな?)が、「大きすぎて大きさが分からない」って言っていた。その感覚分かる。ヨーロッパの歴史的建造物はデカ過ぎて大きさが分からなくなってしまう程デカイってのがある。あの感覚は、その後しばらくは、日本の歴史的建造物の軽さに、劣等感を持つくらいだった。ちょっと回復したのは、高野山奥の院に見学に行った時、その途中の杉の大木が立ち並ぶ墓地を通った時だった。「日本の宗教文化も結構深いぞ!」と思ったのだ。(キリスト教徒なのに何で高野山奥の院なんかに行ったかというのは、話そうと思えば長いけれど、いざ話すと短い話、要は、坊さんたちと研修旅行に行ったんだよ)

NHKの解説で、カトリックがペトロを重視するのは、キリスト教の宣教にペトロが多いに貢献したからだ。って言ってたけど、それはちょっと的外れな説明だと思う。少なくとも、宣教者としてはペトロよりもパウロの活躍の方が聖書には大きく記されている。ペトロが重要視されるのは、その説明の直後に映していた、キリストの「あなたはペトロ。私はこの岩の上に私の教会を建てる」という言葉の故である。


※追記
このエントリーは19日の夜に書いて、アップしようとしたら、日付が変わっていた。時間が0時になっているのはそう言う訳。20日のエントリーがちょっと長いので、別にしました