愛はすべてを救えるか。

いつもチェックしているhttp://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0504/23a.htmlさんから
専門の勉強をしているわけでない素人で発言するのはマズイのだけれども。


確かに、
>> 愛によって他者を変えることはできない、DVを引き起こす精神的傷を持った男は永遠に変
>> わらないという確信
というのは、悲惨すぎる見方だ。でも、この場合そう言う話ではないのではないだろうか。


ここで言われている「愛」は、「従順であること」と置き換えられる。
相手がどんなに野獣のような外見を持っていようと、「愛すれば」相手が理想的な相手に変わる。
と信じている女性が、DV(ドメスティックバイオレンス)をするような男性にもその幻想を
もってパートナーとしてしまう。その結果が悲劇を産むというのだ。


しかし、DVは、単なる献身や相手への従順、いわゆる真心のようなもので変わるものではない。
それは病気なので、その治療には医学的な治療と時には厳しい態度が求められる。
本当の意味で相手を愛して、パートナーとして健全な関係を築くためにDVを解消しようとする
ならば、単に献身的に相手に仕えて忍耐することでは解決しない。ひきずってでも病院に連れていっ
て、相手も自分も治療を受けて、お互いの人間関係を根本的に築き直さなければならないのである。


童話の主人公のように相手を愛すれば相手が野獣から理想の王子様に変わると思って、忍耐してい
ると、決して相手は好転せず、かえって悲劇を生みますよ。と言うのが、ダーカースミス博士の主
張なのではないか。


でもそれって私にすれば、ごく当たり前の常識のように思うのだけれど。違うのかな?


もし、童話がDV被害の原因だなんて言う論文だったら、それこそ「と」なんだけど。


※追記
おとなり日記で、こんなのがあった。(シンデレラと破滅的な恋 - どーかくはこんな本を読んできた
どうも、心配(?)した通りみたい。