延命治療

アメリカの尊厳死訴訟は、生命維持装置を外すことで決着だそうだ。
参照(西日本新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050328-00000070-nnp-kyu
私の知り合いのおばあさんが入院して危篤状態になった時に、本人が尊厳死を願っている旨の文書を残していた。家族は、本人の意思を尊重すべきかどうか多いに迷ったそうだ。まだ自発呼吸などは十分あったのだが、医者に相談したら、「点滴を外せばすぐに亡くなりますよ」ってなことを言われたとか。
そりゃあ、自力で食事できない人の点滴外しゃあ、すぐに飢え死にするわな!と、その医者の暴論と家族への配慮の無さに腹を立てたものだった。
いつも問題になるのは、結局、私らが生きているというのはどういうことなのか。と言うこと。自分のことを何一つ自分で出来ず、他人に「迷惑」ばかりかけて、それでも生きることが最優先に大切なのだろうか。もちろん、それでも生きたいと本人が願い、周りで一人でもそう願うのであれば、生かさなければならない。けれども、下の世話もしない部外者が、「何が何でも生命を維持しなければならない!」と言うのはどうなのか。法律で線引きできることではないと思う